“an enormous wealth of colors… and sparkling rhythms”
2015年に桐朋学園高等学校音楽科で結成され、以降、強い結束と探究心をもって弦楽四重奏の芸術を追求してきた。レパートリーはハイドンやベートーヴェンからバルトーク、リゲティ、現代の作曲家まで幅広く、古典と現代を架橋するプログラミングを通して、伝統と革新の対話を探求している。アレクサンドル・メルニコフ、オーガスティン・ハーデリッヒら世界的な音楽家との共演も重ねている。
日本ではトッパンホール(バルトークを軸にしたシリーズ)や王子ホール(シューベルトとウェーベルンのシリーズ)で定期的にリサイタルを開催し、第一生命ホール、フィリアホール、宗次ホール、ワキタコルディアホールの4会場でベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏に取り組む。近年はハイデルベルク音楽祭、ヴィースバーデン室内楽シリーズ、スメタナ音楽祭など、ヨーロッパの主要音楽祭に招かれるなど国際的な活動を広げつつある。
室内楽の普及にも力を入れ、新潟・十日町でのアンサンブル・イン・レジデンスや、各地の学校訪問を通じたアウトリーチ活動にも積極的に関わっている。
磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、ジョナサン・ブラウン、クライブ・グリーンスミス、オリヴァー・ヴィレ各氏に師事。桐朋学園大学、サントリーホール室内楽アカデミー、ロサンゼルスのコルバーンスクールを経て、現在ハノーファー音楽演劇大学およびフランスのProQuartetにて研鑽を積んでいる。

Kyoka Misawa
Violin
第14回洗足学園ジュニア音楽コンクール最優秀賞およびグランプリ受賞。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位、全国大会第3位。第16回チェコ音楽コンクール第1位。これまでに佐々木歩、原田幸一郎に師事。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、現在、コルバーン・スクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。使用楽器は日本ヴァイオリンから特別貸与された1728年製Alexander Gagliano。

Rintaro Kikuno
Violin
第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。2017年度青山音楽財団奨学生、2019・20年明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽学生奨学生。これまで向山敦子、森川ちひろ、辰巳明子に師事、桐朋学園大学に特待生として入学し、同大学を首席で卒業。現在、コルバーン・スクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。

Itsuki Yamamoto
Viola
5歳でヴァイオリンを始め、18歳で弦楽四重奏との出会いをきっかけにヴィオラへ転向。クァルテット・インテグラのヴィオラ奏者として、ミュンヘンARD国際音楽コンクールおよびロンドン・ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールなどで入賞し、プログラム構成も担当している。ソリストとしてはピアニストの松田龍と共に、幅広いレパートリーによるリサイタルを行う他、石島正博をはじめとする作曲家から献呈作品も受けている。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団およびオーケストラ・アンサンブル金沢の客演首席奏者として出演。また作曲家として、ヴァイオリン独奏のための《When she talks》(2024)が東京およびロサンゼルスで初演された。桐朋学園大学にて佐々木亮、磯村和英、山崎伸子に師事し、その後ロサンゼルスのコルバーンスクールにてタチアナ・マズレンコ、マーティン・ビーバー、ジョナサン・ブラウン、クライヴ・グリーンスミスのもとで学ぶ。現在はドイツ・ハノーファーを拠点に、ハノーファー音楽演劇メディア大学にてオリヴァー・ヴィレのもとで室内楽の研鑽を積んでいる。近年は演奏活動に加え、日本で弦楽四重奏のマスタークラスを行い、室内楽における自身の音楽的アイデアや経験を共有している。

Ye Un Park
Cello
2003年生まれの韓国出身チェリスト、パク・イェウンは、クァルテット・インテグラのメンバーである。現
在、クス四重奏団のヴァイオリニスト、オリヴァー・ヴィレに師事し、ハノーファー音楽演劇大学にて室
内楽の修士課程を履修している。
これまでに、コルバーン音楽院にてチェンバー・アンサンブル・イン・レジデンス・プログラムを含む学
士号を取得し、マーティン・ビーヴァー、ジョナサン・ブラウン、クライヴ・グリーンスミスの各氏に師事
した。また、コルバーン・ミュージック・アカデミーおよびイェウォン芸術学校に在籍し、オ・ジヒョン氏の
指導を受けている。さらに、スティーヴン・イッサーリス、ゴーティエ・カプソン、リン・ハレル各氏による
マスタークラスにも参加し、音楽的影響を受けてきた。
室内楽奏者としては、アレクサンドル・メルニコフ、ジャン=イヴ・ティボーデ、レイ・チェン、ジョナサ
ン・ブラウン、クライヴ・グリーンスミス、カリドル弦楽四重奏団など、多くの著名な音楽家と共演してき
た。また、トリオ・アズーラの創設メンバーであり、同団は現在、コルバーン音楽院におけるチェン
バー・アンサンブル・イン・レジデンスの役割を担っている。
ソリストとしては、12歳でクムホ・ヤング・プロディジー・シリーズにてデビューを果たした。韓国国内の
主要コンクールで数多くの受賞歴を誇るほか、国際的にも評価を高めており、2022年最年少参加者
としてエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場している。
使用楽器は、カール・クリングラー財団(Karl Klingler-Stiftung)の厚意により貸与されている、1651
年製アントニウス&ヒエロニムス・アマティ。